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回答と解説 - 雀力の判定

1問目切り。

2問目切り。

3問目切りのリーチ。

4問目切りのリーチ。

1の解説

1.東1 西家 持ち点:原点 3巡目   ドラ  自分の捨て牌

ピンズの形の受け入れはです。

切りと切りは、同じ受け入れ枚数ですが、切りは、ピンフと三色が付かない可能性が高くなります。

攻守のバランスを考えれば、受け入れ枚数が多い方がずっと重要だからです。テンパイが1巡でも早いと点数を失うリスクが減り、点数が増える確率があがります。その裏付けとして、統計から6巡目のカンチャン待ちは11巡目のリャンメン待ちより、和了率と放銃率が勝っていることが分かっています。

ただし、このような問題の回答というのは、全ての状況においての正解ではないです。仮に巡目が遅く、が一枚でも場に見えていたら、をポンテンできる切りの方が良いです。

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2の解説

2.東1 西家 持ち点:原点 3巡目   ドラ  自分の捨て牌

が役立つのは、一通のみであり、受け入れ枚数を考えるとは不必要な牌です。

その理由は、を切った後の受け入れの形、を見るとわかるかと思います。

ここからは切りの後の話です。ツモでテンパイした場合は、ドラの待ちのリーチをします。ロンの場合、得点はリーチのみとなる可能性がありますが、これも勝つためには必要なあがりです。

切りではない理由は、タンヤオ狙いと一通より受け入れ枚数を重視すべきだからです。

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問1、問2の回答について

以上の2つの問題はよく出現する形なので、中級者なら大体5秒以内、上級者なら即座に正解をだすことができる。

初級レベルの問題なので、間違えた場合、期待収支に大きく影響します。初中級レベルの牌効率を覚えると勝率がかなり上がります。

3の解説

3.東1 西家 持ち点:原点 5巡目   ドラ   自分の捨て牌

実戦向きで回答が分かれる難しい問題だと思います。

を切って1シャンテンに受けるのはスピードが遅すぎます。一回のツモで特定の牌を引く確率は3%弱ですから、ノーテンの状態でテンパイまで平均7巡かかります(5巡目なのでこの平均は正しくない可能性がありますが、そこまで複雑に考えた計算結果の統計は現在見当たりません)。またタンヤオをつけるにはしか鳴けません。

切りのダマは手替わりの枚数が少なすぎます。リャンメンになるためには平均11巡もかかります。またツモの手替わりをした場合、があたり牌になりタンヤオがつかないことが多いです。

即リーチの打点はメン・タン・ドラ1の5200か、ツモの8000なので十分です。

親の捨て牌が危険である時、親の食い仕掛けがあり危険牌を掴んだら降りるつもりの時、また、南局のトップで早く局を進めたいような状況ではダマにする場合もありますが、この問題の場合は、まだ5巡目なので降りることまで考えるのは弱気です。得点を増やし、相手に自由な打牌をさせないためにリーチするのが正解です。

5巡目の待ちのあがれる確率は、統計によると約50%あります。打点の高さや放銃率の低下を考えると、この値はかなり高いです。

悪形はよくないと思うかもしれませんが、和了の確率を知ると考えが変わると思います。迷わずリーチと言えるようになりたいところです。

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4の解説

東1 西家 持ち点:原点 5巡目   ドラ   自分の捨て牌

上手い人でしたら問題の意図を読んで一瞬で判断すると思います。

はドラなので切りのリーチをします。基本的にピンフ系でドラもあってテンパイした場合は即リーチが一番期待収支が高いです。

を持つより、アガリ牌をツモしたりロンアガリすることが多いです。何より他家に自由に手を進められるのも良くないです。

のいずれかがドラの場合は、ドラ鳴かれや放銃のことも考えて回答がすこし分かれる可能性が高いですが、基本的にメンピンドラ1ならリーチでも間違いではありません。要するにそれくらい即リーチしたほうが有利ということです。

むすび

中級レベルまでは牌効率の向上が非常に重要である。

3のような押し引きに関する問題は、各選択の統計が必要となる。

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