オカルト(アナログ:麻雀ではほぼ同じ意味)で書かれた戦術書は使えると思うことはあっても信用性は低いです。科学では直感的なものも信じますが認めはしません。
ここでは裏付けをすることがいかに重要かを説明します。麻雀の話からそれますので、興味ない方は読まないでください。
ここでは有名なニュートンの逸話を少しだけ紹介したいと思います。本来麻雀の話で用いるには、あまりに申し訳ないのですが。。。
ニュートンはリンゴが落ちてくるのを見て、地球の重力を発見したというのは有名な話ですが、本当のニュートンの「業績」はそれではありません。
ニュートンはリンゴを空高く上げ続けたらどうなるかと考えました。その距離は月まで、他の星までです。ニュートンは「リンゴが落ちてくるなら月まで落ちてきてしまうのではないのか」という考え、万有引力の法則を提唱します。(ホントにリンゴかどうかは不明)
でも当時の人からすればニュートンの言っていることは「オカルト」です。
ニュートンの本当にすごいところはそれからの行動です。
「仮説により偽らず」と宣言し、長い年月をかけて研究を続けて、観測できる物事の因果関係を示すという新しい科学方法論を提唱したことです。つまり自らの理論の裏づけです。これが力学、物理学、近代科学の基礎となりました。偉大な人は「偉大」といわれる理由があります。
打ち方の法則や理論の話をする場合に、「根拠は?」と聞かれて経験則やオカルトな回答しか答えられないようではお話にならないということです。
一般の生活でもいろいろと似たようなケースがあります。例えば、民間療法もそれにあたります。医学として論文や実験などで証明された効果とそれ以外での効果は、明らかに違います。
根拠のない昔の戦術の一部は確実に淘汰されていきます。それを成すのが現代麻雀の研究家です。
これまではオカルトの内容の戦術が多かったのですが、オンライン麻雀ゲームの普及により、データを収集することができるので、これからの戦術は変わっていくはずです。本気で強くなりたければ、SNSやブログなどを通じて、経験ではなく、統計を元に研究をしている人達と仲良くなるのが良いと思います。
新しい理論の提唱も必要なことだが、その裏づけがさらに重要である。
「アナログ≒オカルト」という言葉が麻雀によく使われるのは、裏付けができていない戦術が多いからである。
統計を元に研究をしている人達と仲良くなるのが上級者への最速の方法の一つである。