ひっかけリーチとは、自分の待ち牌が自分の捨牌の筋(スジ)にあたる場合のリーチの事です。
基本的に麻雀はリャンメン待ちが多いので筋は比較的安全です。当然、リーチに対してリャンメンなら通る筋牌を切ることは多くなります。
そこで、その筋で待つリーチをするとあがりやすくなります。そのリーチのことを相手をひっかけるリーチという意味でひっかけリーチという言葉が使われています。
ひっかけリーチは、リーチをかける時はリャンメン待ちが多いという常識を利用して相手に当たり牌を出させるという狙いがあります。
4が捨ててあって1や7で待つ外筋ひっかけ、1と7が捨ててあって4で待つ中筋ひっかけの2種類あります。
ひっかけリーチの中でも、リーチ宣言牌で筋牌を待つリーチをモロひっかけ(モロヒ)といいます。
このモロヒ、一昔前まではマナー違反という認識がありました。これは麻雀界の常識として知っておくとよいです。
しかし、今ではこの感覚はなくなってきています。雀荘ではたまにこのような認識を持っている方がいるかもしれませんが、まずマナー違反ではないので安心してください。
なぜなら、自分がリャンカン形()というメンツ候補があり、それがテンパイまで残った場合、切りで即リーチをするのは自然な行為だと考えます。また、多面待ち(を切っていての形)の時は狙っていなくともひっかけ待ちになるからです。