向聴(シャンテン)とは最短で何回ツモでテンパイ可能かを示します。
1(イー)シャンテンといった場合は、1回の有効牌ツモでテンパイという意味です。
2(リャン)シャンテンといったら2回ツモです。
自分の手牌が残り何シャンテンかを意識することは非常に重要です。うっかりテンパイしていたことに気が付かないなってこともなくなりますし、必ず鳴きたい急所牌もはっきりします。
例1:次のイーシャンテンの手牌からテンパイとなる有効牌はどの牌でしょうか?
答え:
、、、ツモでテンパイです。
解説:
索子は2メンツのみか、2メンツと頭にできます。
詳しく説明しますと、を頭とすると索子はとなり、索子かのどちらかのメンツが完成すればテンパイです。
また、索子は特別な形で下図のように二つのメンツが完成している状態にすることが可能です。
その場合、は頭ではなくなってしまいます。とが頭となります。
このようなケースでの考え方のコツは、頭とメンツに分けて考えるか、形を暗記することです。
例2:次のイーシャンテンの手牌からテンパイとなる有効牌はどの牌でしょうか?
答え:
ツモでテンパイです。
解説:
ツモはテンパイにはなりません。仮にツモしたら下図のようにをカンする場合もあります。ピンズがあがりにく場合にはを切るのもありです。
ツモ カン
ツモはツモ切りします。ピンフがないだけではなく、カンツなのでテンパイしにくくなります。
次の手牌からイーシャンテンになる有効牌は?
答え:
ツモでイーシャンテンです。
解説:
チートイツと、役なしテンパイの両天秤となる手牌です。メンツが二つ、頭、メンツ候補が2つあります。七対子は単純にトイツが4つあればリャンシャンテンです。
横に連続している牌は、重なった牌に比べて有効牌がいかに多いかが分かるかと思います。
イーシャンテンの問題に比べて、有効牌を探すのには時間がかかったはずです。なぜそうなるのかといいますと、シャンテン数が高いほど受け入れ枚数が多くなるからです。
また、シャンテン数が変わらない(リャンシャンテンのまま)ツモでも有効牌はあります。
例ではをツモった場合には、となりより受け入れ枚数が増えます。このようなツモをした時に意識しなくてもどちらが良いか分かることが当たり前となるとよいでしょう。