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1ハン役の説明や狙い方

手牌別にどのような手牌の時に役を狙うべきかを紹介します。

役牌(ヤクハイ)

狙うべき配牌の例: ドラ

まとまりが無い手牌の時に役牌が一組あれば有りがたいものです(など)。取り敢えず鳴いて先ず役を付けておき和了に賭けます。しかし、タンヤオとなる牌が多くを占めて役牌が一組しかない時は話は別です一牌目は見送ってツモの様子を見るようにします。手が進まないようなら二牌目が出たところで鳴きを入れて役を付けても良いでしょう。これを2鳴きといいよく使われます。二牌目が出なければ頭としてもいざというの時の安全牌としても使えるのがよい点です。途中から手が伸びてくれば頭はタンヤオ系牌に切り替えて2枚ある役牌を切り出すこともあります。

例の手牌の場合、索子のホンイツを狙いつつ、ピンズのドラを活かし、タンヤオも狙うといった打ち方が必要です。

麻雀役の作り方(役牌のより実戦向きの例を見る)

ピンフ

狙うべき手牌の例: ドラ

ピンフは麻雀において基本中の基本役ですので、ゲーム中先ず考える役はピンフです。ピンフが出来ない手牌の時に他の役を考えます。

ピンフの有利点は待ち牌が多くあがれる確率が格段に高い事です。通常の2面待ちだと8枚、3面待ちだと11枚と単騎やシャボの3枚、4枚と比べると格段に多くそれだけあがれる確率も高くなります。 しかし、筋待ちになるため読まれる場合も多く、リーチ等でテンパイが判ってしまうと振り込みはあまり期待できないので確実にものにしたい局面はダマテンも必要です。

ポイントは、まずなどの浮き牌をすぐに切らないで、常に横に伸ばそうとする意識が必要です。また、での和了があったり、点数が不十分でまだテンパイまで遠い上の手牌のようなときは、基本的に鳴かないで我慢することです。がドラのときに、とあったらを先切りする事です。たまにをかぶりますが余り気にしない事です。その時は、よりが出やすくなっているのでリーチをかけてもあがり易くなります。 がドラではない場合、基本的にはもシャボ受けで4枚も面子になれる可能性があるので残します。ただし暗刻になるとピンフ役はなくなります。よって、ピンフが必要でリーチのみにしたくない局面なども真っ先に落としてあがり易くしておきましょう。

ピンフは、タンヤオやイーペーコー、さらにイッツウ、サンショクと併用すればかなり高い手まで狙う事が出来ます。

リーチ

現代麻雀では、基本的にテンパイ即リー(※)が良いとされています。それもほとんどの手牌においてです(待ちが悪い、役があがる、ハイテイに近い時なども含む)。ただし、待ちが非常に悪い(あがり牌が2枚以下)、中盤から終盤におけるダントツトップの愚形リーチのみ、フリテンなどの極端な状況はさすがに除きます。

※テンパイ即リーは今やもう基本戦術と言えます。ネット麻雀の膨大なデータの統計から計算された結果なので、有効である確信度が高めです。従来の戦術では、リーチをかけるときは他に役が無くてどうしても1飜欲しい時や待ちが良くて自分でツモる自信の有る時等と言われていました。

リーチは、リーチの1飜と運が良ければ裏ドラが付いて手が高くなるメリットがあります。

デメリットとしては、テンパイを相手に知らせてしまう事や、一度かけたリーチは取り消せず、自分の手を変えることが出来ない代償を払わなければいけません。また、自分がリーチ宣言する事で相手も注目して危険牌は切らなくなり、あがれる確率が低くなります。

しかし、リーチをかけてもそれほどあがれる確率が下がらない待ちもあります。リーチを上手く利用してあがる確率を高くする事も出来ます。リーチをかけると対局者は放銃しないように安全牌を切りだそうとします、その安全牌を狙った待ちがあがり易いです。例えば、字牌の単騎待ちや端牌の引っかけ等の場合です。

ツモ

この役だけに頼ってあがる状況は殆ど有りません。下の手配のように非常に悪い待ちの時か、稀にすでに他家からリーチが入り、その後に自分も役なしテンパイしたが、リーチをかけるには待ちが悪く分が悪いので、これから手でも変わらない限り降りようと思っているときにツモってしまった時等にツモ役だけであがることもあります。

殆どの場合、リーチを含む他の役でテンパイした状況で自分であがり牌を持ってくるケースです、鳴いていなければツモった時に1飜つく位の認識で居ればいいのではないでしょうか。

中級者向きですが、ツモでの符ハネは重要な戦術となります。チェックしておきましょう。

ツモの場合、プラス12符で符ハネします。タンヤオ、ツモで500点1000点ではなく、700点1300点になります。ロンは符ハネせず2000点のままです。

タンヤオ

タンヤオは小回りを利かせて安くても良いから早く上がる場合と、他の役やドラをからませて高い手に育て上げるかの判断が難しい役と言えます。鳴きを考える上で最重要な役なので、上手い人と下手な人の差が出ます。

早くあがりたい場合は鳴きを入れると手作りは早くなりますが、余り鳴きすぎると手が詰まり守りが弱くなります。基本はテンパイになるときだけ鳴きます。それは、イーシャンテンになるとそれまでに比べて受け入れ枚数が激減するからです。ただ、ドラが多くどうしてもあがりたい時は、イーシャンテンでなくともカンチャンなどの急所牌は鳴きます。このような特別な状況を除き、繰り返すようですがタンヤオは手の中が中張牌ばかりになることもあり、余りあせらずに一鳴きテンパイを心がけて攻守のバランスを取ります。

メンゼンの時ですが、タンヤオに他の役が重なると点数が高くなり、リーチをかけなくても満貫役を作ることが出来ます、タンヤオ、ピンフ、サンショクの複合役が出来るとそれだけで4飜になり一発逆転も可能です。急所牌が出たときは鳴いて手を早めるか我慢して手づくりに賭けるか判断をしなければいけません。

上級者の方にとっては当たり前だと思いますが鳴きに関しては、前もって自分なりに判断基準を作っておくことが重要です。例えば、満貫あればすべて鳴く、悪形待ちの牌が出れば鳴く、シャボの中張牌が出たら鳴く、両面の待ちは鳴かないといった自分だけの取り決めです。一番悪いのはあれを鳴いていればと後で悔やむ事です。接戦の時ほど急所牌は絶対に見逃してはいけません。

 ドラ

上のような手牌の場合、絶対に鳴かなくてはいけないのは、トイツであるドラのつぎに、カンチャンのです。

どちらもほぼ同じくらい鳴くべきですが、トイツが3つあるときはかなり優先して鳴く必要があります。トイツは3つあっても受け入れ枚数が6枚しかないことと、ポンはチーより下家と対面から鳴くとツモ巡が早く回るので有利です。今回のケースでは、もトイツと被っているのでそれほどの差はありません。

また今回のケースは、ドラ2でタンヤオ確定している上にトイツが多いチャンスであり、遅かれ早かれ鳴いたほうがいい手牌です。両面のが先に打たれても鳴きます。は、両面の順子を使ってなき、のようなカンチャン+トイツは悪形の補強となっているので必ず残しましょう。

一発(イッパツ、ソク)

イッパツは待ちが良いからと言って出来る役では有りません、イッパツツモは待ち牌が多くて確率の多い方が出やすいとは思いますが出あがりの場合は意表をついた待ちの方が可能性は高くなります、安全牌を狙ってリーチをかけた時等の場合です。

いずれにしろイッパツは狙って出来る役では無くリーチをかけたおまけ位に思ってください。

一盃口(イーペイコー)

イーペーコーはわざわざ狙って作りに行く役では有りません、同じ順子を2組揃えるのは確率的にも低いうえに出来たとしても1飜しかなく鳴く事が出来ないので効率の良い役とは言えないからです、但しメンツが足りない時複合メンツを持つことは効果的です、例えばくっつきテンパイを待っている場合、独立した牌でくっつくのを待つより萬456と出来あがっているメンツに絡めて萬4556ともった方が待ちは広くなりテンパイ形もよくなります、ここに3が来れば萬34556と47の待ち7が来れば萬45567と36の待ち6が来れば萬45566となり47の待ちで4が出ればイーペーコーが出来ますがおまけの様なものです。

このような手牌のときは、ツモを狙って積極的にリーチをかけましょう。が出たらロンできないのでダマテンはありえません。仮に役があっても高めをツモりたいので、即リーチします。の手代わりでピンフ?三色?そんな選択ありえません。1/34≒2.9%(よくて3%弱)の確率でしか引けないだけの手代わりなど待っていたら、流局してしまいます。裏ドラや一発もあるリーチのほうが全然お得です。

ハイテイ

場がこう着するとハイテイ迄進むことはよくありますが、リーチでも掛っていない限り、ハイテイで当たり牌が出ることは余り有りません。自分がハイテイ牌を捨てる時には気を付けるようにしてください。ハイテイツモもラッキー役の一つです、ただしこれであがれなければハイテイフリコミの可能性が有ります、最後の最後でテンパイを崩すのは忍びないとは思いますが、危険だと思ったら降りる様にしてください。基本的にハイテイの時は、ばれない様にテンパイでも手牌がバラバラでも静かに見守りましょう。

リンシャンカイホー(リンシャン) 

いわゆるラッキー役の一つです、これであがることが出来ればその場はつきが有ると思って攻めの麻雀を展開しても良いかもしれません。

リーチ中にカンしてリンシャン牌でのあがりの場合が特に多いので、うっかり切ってしまわないようにしましょう。4枚目で放銃なんてしたら最悪です。そのために暗刻の牌は確実に記憶しておきましょう。

上の手牌でリーチ後にツモでカンしたら、と見る選択肢がなくなり、待ちの組み合わせが変わってしまうので、誤リーチと同じ条件となり、流局でチョンボになります。形で両面だからと惑わされないように気を付けましょう。

チャンカン

チャンカンはしごく理屈に合った役だと思います、4枚ある牌を独り占めするわけですから欲しいと思っている対局者が居ても不思議では有りません。特に3枚見えている時点で待ちが悪くなってしまうのでダマテンにしていることが多々あります。カンしているなら、自分の手牌は良いとは思いますが、まだテンパイしていないなら特に中張牌の場合は注意が必要です、出来るなら手のうちでメンツとして使う事を考えた方が無難です。

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